研修テーマ | 車載製品の品質不具合を未然に防ぐ「設計力」を支えるデザインレビューの実際 |
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講師の所属・役職・名前 | (株)ワールドテック代表取締役 寺倉 修 |
研修の狙い | これまでモノづくりを支える源泉は、現場の改善活動や技能といった現場力だと認識されてきたが、より一層の競争力を求めるにはより上流での取り組み、すなわち設計力の増強が不可欠である。この設計力は7つ要素から構成されるが、デザインレビューは、他の6つの設計力を高め、伸ばす役割を担っている。つまり、設計力全体を大きく左右する重要な活動に位置づけられる。それゆえ、当研修は、設計力の中からデザインレビューを切り出して取り上げた。お客様のニーズを図面として後工程に流すまでの設計段階における活動、すなわち設計プロセスに組み込まれた体系的な活動としてデザインレビューを捉えている。したがって、お客様のニーズ、それを踏まえた機能、性能、コストなどの設計目標値、その対応方法、詳細設計、安全設計、品質評価など設計段階のすべての開発課題を対象となる。つまり、デザインレビューの取り組みが、図面のレベルに大きく影響し、設計段階でのアウトプットを左右するのである。設計力とデザインレビューは表裏一体の関係を持つ-ここにデザインレビューの重要性がある。当研修は、「設計力とデザインレビューはどのような関係にあるか」、「設計プロセス(手順)の中でデザインレビューはどのように行われるか」、「デザインレビューでは何を議論するのか」、「デザインレビューでは何を準備するのか」など具体的に取り上げ解説する。 |
研修目次 | STEP1: 設計力の中のデザインレビュー 1.車載製品品質への設計の役割は大きい (1) あってはならない重致命故障 (2) 品質不具合の多くは設計に起因する (3) 品質不具合の未然防止と設計力 -過去の失敗経験を今の仕事に活かすことのむつかしさ 2.車載製品品質を支える設計力 設計者が身に付けるべき7つの設計力とその中でのデザインレビューの位置づけ を解説 (1) 設計の役割はお客様の思いを具現化する手段を見える化すること -品質・コストの80%はここで決まる (2) 7つの設計力が設計段階の品質120%を決定する -100万個造っても1個でも不具合を出さないための取り組み (3) 7つの設計力の前提条件 (4) 7つの設計力の構成要素 - 設計者が身に付けるべき素養 - 設計目標値/設計の手順/技術知見ノウハウ・設計ツール・ 人組織 /判断基準 /議論[デザインレビュー]・審議/設計風土・土壌 3.過去も現在も品質不具合がなくならない理由 設計に起因する不具合が、いつまでたってもなぜなくならないのかを解説 (1) 設計にあいまいということはない -イレギュラーはない、理論に基づくイレギュラーがあるのみ (2) 設計の本質的且つ普遍的な課題 -INPUT×要素、要素×要素、要素×ストレスの交互作用を全て知り尽 くしているか、設計でもれなくコントロールできているか STEP2: デザインレビュー(DR)の実施 4.デザインレビューの役割 デザインレビューは、設計力の活動結果への気づきの場であることを解説 (1) デザインレビューは討論、議論、混同してはいけない審議、決裁 -検討抜けや検討不十分な取り組みへの気づきの場であり、上司承認の 場と区別が出来ているか (2) デザインレビューを定義づけると -総智、総力の設計力活動で設計自工程を完結すること (3) 定義から見えるデザインレビューの基本的な仕組み -限られた時間と場所で設計力の活動を行う仕組みであること 5.デザインレビューの使い分け デザインレビューは設計プロセスに組み込まれた体系的な活動であることを解説 (1) 開発設計の流れにおける使い分け -設計力活動の節目及び節目内の要素作業別設計力の結果を対象とする (2) デザインレビューの階層構造 -階層別V字モデルそれぞれにDRは存在する 6.全体節目デザインレビューの具体的な実施要領 節目デザインレビューを実施するための具体的なマニュアルついて解説 (1) 設計プロセスにおける使い分け -設計プロセスは3つのグループから構成され、DRは第3グループに 入る (2) 新製品管理ランクとデザインレビュー -類似・次期型・次世代製品・革新的製品と新規性が大になるに従い、 DRの対象は増加する (3) 管理ランクと節目デザインレビュー (4) 節目デザインレビューと個別検討会 -節目DRと個別検討会の効果的な組み合わせ (5) 節目デザインレビューのメンバー構成 -横断的な要素技術を議論するには (6) 節目デザインレビューに準備するもの -設計、品質、生産技術、生産立場で ・構想設計段階のDRで必要十分な準備するものとは ・詳細設計段階 〃 ・生産準備段階 〃 (7) 横展開 -得られた知見は設計基準などの製品固有の基準類、失敗事例集など 横断的な知見集へ反映する 7.節目デザインレビューの中でも最も重要な詳細設計段階のデザインレビュー 詳細設計デザインレビューで議論すべき設計項目とそのまとめ方を解説 (1) システム概要 (2) 製品動向 (3) 開発大日程 (4) 次期型コンセプト (5) 設計目標値 (6) 構想設計 (7) 開発課題と対応策 (8) 詳細設計 (9) 安全設計 (10) 信頼得評価結果 (11) 目標達成状況 8.個別設計検討会 主な個別設計検討会(DR)についてポイントを解説 (1) 過去トラ検討会 (2) DFM検討会 (3) 設計検証検討会 (4) DRBFM (5) 特殊特性検討会 (6) 専門分野検討会 (7) 仕入先DR 9.デザインレビューを支える設計リーダ デザインレビューの効果は設計リーダに大きく依存することを解説 (1) 人材育成 (2) 設計リーダのありよう 10.デザインレビューをDRする デザインレビュー自体を継続的改善する |
研修テーマ | 車載製品の品質不具合を未然に防ぐ「設計力」を支えるデザインレビューの実際 |
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講師の所属・役職・名前 | (株)ワールドテック 代表取締役 寺倉 修 |
研修の狙い | これまでモノづくりを支える源泉は、現場の改善活動や技能といった現場力だと認識されてきたが、より一層の競争力を求めるにはより上流での取り組み、すなわち設計力の増強が不可欠である。 この設計力は7つ要素から構成されるが、デザインレビューは、他の6つの設計力を高め、伸ばす役割を担っている。つまり、設計力全体を大きく左右する重要な活動に位置づけられる。 それゆえ、当研修は、設計力の中からデザインレビューを切り出して取り上げた。 お客様のニーズを図面として後工程に流すまでの設計段階における活動、すなわち設計プロセスに組み込まれた体系的な活動としてデザインレビューを捉えている。 したがって、お客様のニーズ、それを踏まえた機能、性能、コストなどの設計目標値、その対応方法、詳細設計、安全設計、品質評価など設計段階のすべての開発課題を対象となる。 つまり、デザインレビューの取り組みが、図面のレベルに大きく影響し、設計段階でのアウトプットを左右するのである。 設計力とデザインレビューは表裏一体の関係を持つ-ここにデザインレビューの重要性がある。当研修は、「設計力とデザインレビューはどのような関係にあるか」、「設計プロセス(手順)の中でデザインレビューはどのように行われるか」、「デザインレビューでは何を議論するのか」、「デザインレビューでは何を準備するのか」など具体的に取り上げ解説する。 |
研修目次 | STEP1: 設計力の中のデザインレビュー 1.車載製品品質への設計の役割は大きい (1) あってはならない重致命故障 (2) 品質不具合の多くは設計に起因する (3) 品質不具合の未然防止と設計力 -過去の失敗経験を今の仕事に活かすことのむつかしさ 2.車載製品品質を支える設計力 設計者が身に付けるべき7つの設計力とその中でのデザインレビューの位置づけを解説 (1) 設計の役割はお客様の思いを具現化する手段を見える化すること -品質・コストの80%はここで決まる (2) 7つの設計力が設計段階の品120%を決定する -100万個造っても1個でも不具合を出さないための取り組み (3) 7つの設計力の前提条件 (4) 7つの設計力の構成要素 - 設計者が身に付けるべき素養 - 設計目標値/設計の手順/技術知見ノウハウ・設計ツール・ 人組織/判断基準 /議論[デザインレビュー]・審議/設計風土・土壌 3.過去も現在も品質不具合がなくならない理由 設計に起因する不具合が、いつまでたってもなぜなくならないのかを解説 (1) 設計にあいまいということはない -イレギュラーはない、理論に基づくイレギュラーがあるのみ (2) 設計の本質的且つ普遍的な課題 -INPUT×要素、要素×要素、要素×ストレスの交互作用を全て知り尽くしているか、設計でもれなくコントロールできているか STEP2: デザインレビュー(DR)の実施 4.デザインレビューの役割 デザインレビューは、設計力の活動結果への気づきの場であることを解説 (1) デザインレビューは討論、議論、混同してはいけない審議、決裁 -検討抜けや検討不十分な取り組みへの気づきの場であり、上司承認の場と区別が出来ているか (2) デザインレビューを定義づけると -総智、総力の設計力活動で設計自工程を完結すること (3) 定義から見えるデザインレビューの基本的な仕組み -限られた時間と場所で設計力の活動を行う仕組みであること 5.デザインレビューの使い分け デザインレビューは設計プロセスに組み込まれた体系的な活動であることを解説 (1) 開発設計の流れにおける使い分け -設計力活動の節目及び節目内の要素作業別設計力の結果を対象とする (2) デザインレビューの階層構造 -階層別V字モデルそれぞれにDRは存在する 6.全体節目デザインレビューの具体的な実施要領 節目デザインレビューを実施するための具体的なマニュアルついて解説 (1) 設計プロセスにおける使い分け -設計プロセスは3つのグループから構成され、DRは第3グループに入る (2) 新製品管理ランクとデザインレビュー -類似・次期型・次世代製品・革新的製品と新規性が大になるに従い、DRの対象は増加する (3) 管理ランクと節目デザインレビュー (4) 節目デザインレビューと個別検討会 -節目DRと個別検討会の効果的な組み合わせ (5) 節目デザインレビューのメンバー構成 -横断的な要素技術を議論するには (6) 節目デザインレビューに準備するもの -設計、品質、生産技術、生産立場で ・構想設計段階のDRで必要十分な準備するものとは ・詳細設計段階 〃 ・生産準備段階 〃 (7) 横展開 -得られた知見は設計基準などの製品固有の基準類、失敗事例集など横断的な知見集へ反映する 7.節目デザインレビューの中でも最も重要な詳細設計段階のデザインレビュー 詳細設計デザインレビューで議論すべき設計項目とそのまとめ方を解説 (1) システム概要 (2) 製品動向 (3) 開発大日程 (4) 次期型コンセプト (5) 設計目標値 (6) 構想設計 (7) 開発課題と対応策 (8) 詳細設計 (9) 安全設計 (10) 信頼得評価結果 (11) 目標達成状況 8.個別設計検討会 主な個別設計検討会(DR)についてポイントを解説 (1) 過去トラ検討会 (2) DFM検討会 (3) 設計検証検討会 (4) DRBFM (5) 特殊特性検討会 (6) 専門分野検討会 (7) 仕入先DR 9.デザインレビューを支える設計リーダ デザインレビューの効果は設計リーダに大きく依存することを解説 (1) 人材育成 (2) 設計リーダのありよう 10.デザインレビューをDRする デザインレビュー自体を継続的改善する |