FMEA辞書

品質問題未然防止の道具(=“FMEA辞書”)の活用によるFMEAとDRの効果的実施方法

1.はじめに(FMEA説明と仕事の重要ポイント)
【 FMEA、及びデザインレビューとは何か。FMEA、デザインレビューを効果的に実施するポイント
 を解説 】

2.設計不具合の反省  
【 実際の不具合事例をもとに、どう品質問題を防げば良いか考える 】
 2.1 品質問題の分析  
 2.2 心配点に気づくための仕組みづくり

3.未然防止の活動事例  
 3.1 気づき能力強化 FMEA作成、チーム活動の道具           
【 開発した品質問題未然防止の道具について説明する。この道具を、FMEA作成やデザインレビュー時
 にどう使うか説明する 】
  3.1.1 FMEA辞書          
  3.1.2 キーワード集   
  3.1.3 マクロFMEA作成シート 
  3.1.4 機能展開FMEA  (参考)     
  3.1.5 まとめ 
 3.2 気づきの道具を活用したPQDR (チーム活動) の改善 
 【 FMEAのデザインレビューのやり方を事例を使って説明する 】
  3.2.1 実施計画(新規点・変化点の明確化) 
  3.2.2 実施方法(心配点の抽出)     
  3.2.3 心配点に気づく道具の効果

4.管理面(人材育成、しくみ)の改善
【 品質問題がなぜ起きたのか反省すると、ハード面の歯止めのみでなく、管理面の改善をしないと予防
 品質は不可能である。品質問題の多くは、設計者の問題ではなく、管理面が原因である事が多い。
 ここでは管理面の改善事例について説明する 】

5.FMEAの演習
 FMEAとはどんな物か知ってもらうための演習を実施する。



"<参考> 講師からのひと言
研修の狙いは二つです。それは 1..FMEAの効果的な実施方法 2.デザインレビューの効果的な実施
方法を学んで頂きたいことです。 

1.FMEA
FMEAの目的は、見えていない問題を見つけて未然に解決することです。FMEAでよく言われるのは、
「FMEAを実施しても何の役にも立たない」ということです。これは、設計者一人で実施して、上司が
適当に見てチェックして終了というケースが多いからではないでしょうか。設計者が実施した後、専門
家等を集めてチーム活動し、設計者が気づかなかった心配点を指摘する活動が必要なのです。実施した
としても、一回くらいやって、終了というケースも多い。これをどう改善したらよいかを学びます。 

2.デザインレビュー
デザインレビューは、性能・信頼性・価格・納期について、設計・品保・製造等の専門家や有識者が審
査し、改善を図ることです。デザインレビューについて良く言われるのは、「活発な議論にならない」
「議論が発散する」「一方的な設計説明で終わる」「形式的なDRになっている」などです。今回は、FMEAを設計者が実施した後、このFMEAの抜けを補てんするチーム活動デザインレビューの実施方法を
紹介し、良く言われるデザインレビューのまずいやり方を解決する手法について説明します。最後に、
FMEAとはどんなものかを体験する演習を実施します。"