事例で学ぶ実践信頼性設計

【対象者】
製品設計や開発の実務を行っている初心者から中堅の技術者。
(機械工学の基礎知識があることが望ましい)

【概要】
製品開発設計で、講師が実践してきた具体的な設計事例を詳細に説明し、市場で破壊が起こらない製品を設計するための信頼性設計に関するノウハウ、及び具体的な信頼性設計の仕方を 対話方式の研修を通じて理解し、実践力を身につけて頂きます。

【目次】

1.破壊事故
 1.1 空飛ぶタイヤ
 1.2 ハブ破損の原因
 1.3 破壊事故の原因

2. 信頼性設計で重要なこと
 2.1 本書の目的
 2.2 なぜ製品の破壊が発生するのか
 2.3 製品の破壊を防ぐには

3. 信頼性設計手法
 3.1 破壊形態
 3.2 疲労破壊
 3.3 疲労寿命予測
                      
4. ターボチャージャのタービン翼設計
 4.1 ターボチャージャとは
 4.2 タービンの構造
 4.3 タービン翼設計の注目点
 4.4 タービン翼に加わる力
 4.5 タービン翼の応力解析
 4.6 タービン翼の共振
 4.7 疲労限度線図
 4.8 タービン翼のクリープ特性
 4.9 タービン翼破面からの応力推定

5. 高圧燃料供給システムの設計
 5.1 高圧燃料供給システムとは
 5.2 高圧燃料供給システムの低騒音設計
 5.3 製品の強度設計フロー
 5.4 使用環境条件の明確化
 5.5 レールと高圧配管の応力の求め方
 5.6 取り付け状態や振動の影響を受ける部品
    の応力の求め方
 5.7 高圧燃料供給システムの疲労強度評価
 5.8 銅ロー付け部の疲労強度評価
 5.9 不具合事例

6. ねじの設計事例
 6.1 ナットの強度評価
 6.1.1 目的
 6.1.2 締結力と軸力
 6.1.3 ナットの強度設計
 6.2 高圧燃料ポンプのフランジ取り付けボルトの設計
 6.2.1 目的
 6.2.2 ねじ締結設計の手順
 6.2.3 締結力と軸力
 6.2.4 ボルト・ナット系への置換
 6.2.5 内外力比 
 6.2.6 へたり係数
 6.2.7 静的強度
 6.2.8 トルク法締付
 6.2.9 ねじの緩み

7. おわりに