故障原因究明の決め手「FTA」入門

~FTAファースト~

【対象者】
・設計、品保部門の10年目くらいまでの技術者
・製造部門の15年目くらいまでの現場スタッフ
・設計、製造、品保部門の部下を指導するリーダー・マネージャー

【概要】
「FTA」は、故障事象について、その原因系の因果関係をおおまかな段階から順々に細かい原因へと論理的に追求し、根本原因とその発生に至る経路を明確にする解析手法です。これにより、故障の原因を追求し、それに対するアクションを取り、品質不具合未然防止することが出来ます。本講座では、故障原因究明の決め手となる「FTA」を学び、演習を通して、職場で実践する力を身に付けます。

【目次】
第1章 なぜ FTA が必要か?
1.初めに
"2. FTA を実施しなくても、モノの調査はできる"
3.FTA を実施しないと、原因に辿り着かない・いつまで続くかわからない
4.FTA を実施すれば、原因に辿り着く・いつまで続くかわかる
5.FTA ファースト

"第2章 FTA の基本 "
1.FTAとは
2.FTAの利用方法
3.FTA実施上の留意点
4.他の手法との比較
5.FT図に用いられる記号
6.システムの不信頼度算出方法

第3章 FTA の実施手順とそのポイント
1.FTA説明事例
2.FTAの実施手順
3.FTA実施のポイント
手順1:製品の機能・構造の理解
手順2:不具合事象の把握と定義
手順3:不具合事象の一次故障要因への展開
手順4:基本事象または非展開事象までの展開
手順5:各要因の影響(不具合事象への寄与)評価
手順6:対策、検討、フォロー事項などの明示

第4章 FTA 実施事例
実施事例 1 : ドアー不具合の原因解析
実施事例 2 : サンルーフの信頼性設計
実施事例 3 : 5軸ロボットの信頼性確保

第5章 FTA 演習

第6章 まとめ