初歩から学ぶ機械要素

~ ねじ・ばね・軸受・歯車・キーなどの仕組みを学ぶ ~

【対象者】
すべての製造メーカで設計、製造業に携わる技術者

【概要】
機械は、個々の機械に特有な部品と機械要素部品との組み合わせで構成されます。そのため、機械要素は、機械の設計を行うのに欠かせない必須の知識です。
本研修は、この機械要素のうち、自動車などにも使われているねじ・ばね、軸およびキーとピン、軸受と軸継手、歯車といった代表的な機械要素の基礎知識を学習します。
自動車部品会社で永らく機械設計に携わってきた講師が、豊富な経験や知見を基に、具体的にわかり易く解説していきます。

【目次】
  [注] 各章ごとに基礎的な練習問題を解いていただきます。関数電卓をご用意ください。

第1章 はじめに ~いろいろな機構と要素~
第2章 ねじ、ばね
  2.1 ねじ(ねじの種類と用途、ねじに働く力、ボルトの締め付け方法と軸力)
  2.2 ばね(ばねの用途と材料、コイルばねの設計法、トーションバー)
第3章 軸およびキーとピン
  3.1 軸
    設計上の留意点、軸の強さと直径(駆動トルクと直径、曲げとねじりを同時に
    受ける軸、軸の形状による応力集中)
  3.2 キーとピン
    軸とボスの接続、種類と特徴、スプラインとセレーション
第4章 軸受と軸継手
  4.1 軸接手
    いろいろな軸継手、自在接手について
  4.2 軸受
    種類、滑り軸受、転がり軸受、オイルシール
第5章 歯車
  5.1 歯車の基礎
    種類、歯の大きさ、歯車の速度伝達比、歯形曲線、標準歯車と転位歯車
    バックラッシュと歯形修正、はすば歯車、歯車の騒音対策
  5.2歯車変速装置
    中心軸固定の歯車列、遊星歯車列、変速歯車装置、ディファレンシャルギヤ装置等
  5.3 平歯車の強度設計
    歯の強さ、歯に働く力、歯の曲げ強さ