~シーケンサの理解から使いこなしまでを徹底学習~
【対象者】
製造部門の保全技術者、生産技術者など
【概要】
(1)電気・電子関係の基礎を習得することを目的とした「シーケンサ回路の基礎としての電気・電子関係の研修」(80H)、及び(2)シーケンサの理解を深め、使いこなせることを目指した「シーケンサ実践研修」(80H)の2部構成の研修です。シーケンサの理解から使いこなしまで徹底的に学びます。これらの講座は、受講者様のスキルに合わせ(2)のみの受講も可能です。
【目次】
1. 「シーケンサ回路の基礎としての電気・電子」 【計80時間】
(1)電気の基礎 【8時間】
① 電気とは (基本的な法則 等)
② 電気と磁気 (電磁力 等)
③ 電磁波 (レーザ 等)
④ 静電気 (注意点 等)
⑤ 電気の働き (幅広い応用例を紹介)
⑥ 電気エネルギー (実効値 等)
(2)電気回路 【12時間】
① 回路部品(LCRの働き 等)
② 直列接続と並列接続(CRの合成原理 等)
③ 直流回路(ブリッジ回路 等)
④ 交流回路(インピ-ダンス・力率 等)
(3)電子回路 【28時間】
① 回路部品(各種半導体素子の解説)
② 電子回路の構成(アナログとデジタルの役割分担)
③ アナログ回路(トランジスタ増幅回路 等)
④ デジタル回路(マイコンの動作 等)
⑤ 直流・交流変換回路(インバータ 等)
(4)パワー回路 【16時間】
① スイッチ素子(パワーFET 等)
② スイッチ回路(Hブリッジ 等)
③ モータ制御回路(インバータ制御 等)
(5)制御の基本 【16時間】
① 制御方式(PID制御 等)
② 汎用機器による制御(シーケンス制御 等)
③ 入力機器(ロータリーエンコーダ 等)
④ 出力機器(モータ 等)
⑤ 電源制御機器(無停電電源 等)
⑥ 計測器(オシロスコープ 等)
2. 「シーケンサ実践研修」 【計80時間】
三菱電機製のシーケンサ教育用テキスト(基礎編)、及びテストボードを使用して
・ シーケンサの構成とソフト(ラダー図)の意味と編集方法
・ シーケンサソフト作成(実習)
を実施し、シーケンサソフト作成についての知識の習得とソフト作成能力の向上をはかります。
受講者が自分で課題に沿ったソフトを作成して、テストボードで動作を確認し、問題点の修正を行います。これにより、
実際にシーケンサを応用する知識と実践能力を身に着けます。各自の個別事例での対応能力が向上できます。
研修内容は以下となります。
・ 第1~2講 シーケンサとは(構成、命令概要と事例)
・ 第3講 実習用キットの組立・操作法
・ 第4~6講 命令編集アプリ(GX Works2)の操作法
・ 第7~10講 基本命令と演習
・ 第11~14講 機械保全2級レベルの知識習得(リレー制御の置換え)
・ 第15~20講 応用命令と演習(数値データの扱い、割り込み、サブルーチン 等)
なお研修用としての機材の手配が必要です。詳細は別途、ご相談します(弊社にて手配のうえ支給することも可能です)。