金属材料の腐食防食

  金属材料の腐食防食に関する基礎知識
第1章 はじめに 
1-1 はじめに
1-2 腐食とは
1-3 腐食問題の実状
1-4 腐食防食に関わるコスト
1-5 腐食防食の意義

第2章 金属腐食の基礎知識 
2-1 酸化と還元
2-2 ファラデーの電気分解の法則
2-3 ヘンリーの法則とダルトンの法則
2-4 溶存酸素
2-5 pH
2-6 淡水のpHと炭酸塩平衡
2-7 無機酸の腐食性
2-8 有機酸の腐食性
2-9 塩素と塩化物イオン
2-10 ランゲリア飽和指数
2-11 腐食速度の計算
2-12 炭素鋼
2-13 亜鉛めっき鋼板と亜鉛めっき鋼材
2-14 炭素鋼管と溶融亜鉛めっき鋼管
2-15 ステンレス鋼
2-16 鋳鉄
2-17 銅および銅合金
2-18 アルミニウムおよびアルミニウム合金

第3章 金属腐食の機構と形態
3-1 水中の鉄の腐食プロセス
3-2 電位とは
3-3 電位の測定
3-4 平衡電位の計算
3-5 一般的な平衡電位の表わし方
3-6 金属の標準電極電位とイオン化傾向
3-7 電位-pH図の意味と適用
3-8 酸性水溶液中の鉄の腐食プロセス
3-9 電池と腐食反応の共通点
3-10 腐食形態一覧
3-11 均一腐食
3-12 局部腐食
3-13 孔食
3-14 すき間腐食
3-15 粒界腐食
3-16 応力腐食割れ
3-17 異種金属接触腐食
3-18 酸素濃淡電池による腐食
3-19 エロージョン・コロージョン
3-20 腐食疲労
3-21 微生物腐食

第4章 防食技術の考え方
4-1 腐食を防止する方法
4-2 皮膜防食 塗膜と塗装
4-3 皮膜防食 亜鉛めっき
4-4 電気防食の熱力学的考察
4-5 埋設鋼管のカソード防食
4-6 環境制御
4-7 防食設計
4-8 腐食試験の方法

第5章 腐食防食事例
5-1 小型低圧ボイラの障害
5-2 蒸気還水管の炭酸腐食
5-3 汚れの下部での炭素鋼の孔食
5-4 水の各種着色障害
5-5 亜鉛めっき鋼管の極性逆転
5-6 電食
5-7 塩害による腐食
5-8 海岸鋼構造物の腐食
5-9 船舶外板のカソード防食
5-10 アンモニアと銅合金の腐食
5-11 アルカリ腐食とアルカリ脆性
5-12 蟻の巣状腐食
5-13 ステンレス鋼の孔食
5-14 オーステナイトステンレス鋼の応力腐食割れ
5-15 黄銅の応力腐食割れ
5-16 水素を起因とする各種割れ
5-17 脱成分腐食
5-18 鉛の溶出問題
5-19 埋設鋼管の土壌腐食
5-20 埋設鋼管とコンクリート鉄筋とのマクロセル腐食
5-21 コンクリート中の鉄筋の腐食
5-22 原子力プラントの腐食問題と安全性