電子製品の品質保証

~カーエレクトロニクスの実務経験から学ぶ実用知識~

【対象者】
 電気・電子部品設計者、機械設計者、並びに品質関係者

【概要】
自動車のエレクトロニクスは、年々大規模化・複雑化してきました。今後、電動化や自動運転化もあり、電子製品の信頼性に対する要求は一層増していきます。
車載用電子製品及びそこに使われる電子部品の品質を担保する為には、設計段階や生産準備における充分な検討はもちろん、量産時の日々の適切な管理、及び問題発生時の的確な対処なども必要不可欠です。
本講座は、自動車部品メーカーで長年、電子製品の品質業務に携わってきた講師が、豊富な実務経験を基に品質保証のポイント(含む電子部品の壊れ方、不良流出防止策)を、分かりやすく解説します。実用知識が身に着く恰好の講座です。

【目次】
Ⅰ.電子製品の品質保証の取り組み
1.電子製品の特長
 ・電子製品の品質は電子部品の品質に左右される
 ・電子製品の今後の進展/課題

2.製造フロー
 ・R1面、R2面 クリームはんだ印刷/素子実装/はんだ付け/(はんだ外観検査)
 ・コネクタ等異形部品実装/はんだ付け/(異物/はんだ外観検査)
 ・防滴材塗布/乾燥、組付け
 ・ソフトウェア書き込み
 ・検査

3.製品の品質保証上のポイント
 ・はんだ付け部の保証
 ・ソフトウェア書き込み保証
 ・トレーサビリティ
 ・静電気対策

4.不具合発生時の対応←対策の考え方
 ・異常を定義
 ・不具合対策会議の開催(関係者、知見のある人を招集)

Ⅱ.電子部品の品質保証の取り組み
1.電子部品の使われ方

2.製造フロー電子部品のB品質保証の取り組み
 ・部品選定段階…量産前活動
 ・不具合発生時…量産後の活動
 ・仕入れ先指導について

3.電子部品の基礎知識
 ・電子部品の構造と使用上の注意点
 ・車載用と民生用の電子部品の違い

4.電子部品の不具合
 ・電子部品の不具合モード
 ・不具合発生事例

Ⅲ.不具合解析と対策の進め方
 【演習と講義】 
  不具合発生に対して問題解決のために実施すべき事項の詳細について、
  ケーススタディを基にしたワークショップ方式の演習を通じ、深く学ぶ。