シール技術

~不具合事例に学ぶ液漏れ・異物混入防止のシール設計~

【対象者】
機械系/電気・電子系/化学系に関わる部門の初心者から中堅技術者

【概要】
シールには、運動用シール(ex.オイルシール、メカニカルシール)、固定用シール(Oリング、ガスケット、発泡シール)等があり、密封流体や異物侵入防止等が目的となっています。しかし運動用シールでは、摩擦抵抗や摩耗、異音等、また固定用シールの場合では、シール部材の永久変形や密封流体、使用環境条件によるゴム材料の劣化による重大トラブルが懸念されます。
本研修では、上記課題を解消するため、シールの原理を理解した上で、シール設計と取扱いの留意点を座学と演習で習得して頂きます。

【目次】

1. シールの基礎
  ・シールとは  
  ・分類  
  ・用途例

2. 運動用シールと固定用シールの違い
  ・運動用シール 
  ・固定用シール 
  ・運動用と固定用シールの違い

3. 各種シールの密封原理と用途・取扱い
  ・運動用・・・オイルシール、メカニカルシール、グランドパッキング
  ・固定用・・・ガスケット、リップパッキン(Uパッキン、Vパッキン等)
          スクイズパッキン(Oリング、Xリング等)

4. トラブルと対策
  ・オイルシールの漏れ要因と対策
  ・シール部からの漏れ
  ・はめ合い部からの漏れ

5. シール用材料
  ・概要  
  ・各種シール材の特徴と用途

6. これからのシール技術
  ・自動車技術とシール技術と課題  
  ・将来に向けて
  ・オイルシールの技術動向