樹脂材料
樹脂材料の知識と選定・加工のポイント
【対象者】
開発・設計・品質・生産技術・生産部門の初心者から中堅技術者
【概要】
製品は通常、金属、樹脂など複数の材料の組み合わせから成ります。従って、開発・設計部門はもちろん、品質・生産技術・生産などモノづくりにたずさわる方は、直接関係する部品の材料だけではなく、その部品が関係する相手部品の材料を含む幅広い材料知識・知見が求められています。
本研修では、モノづくりの材料の基本となる「樹脂材料」を取り上げ、「最適な選定と正しく使用するための確かな基礎知識」を身につけます。
【目次】
1.プラスチック使用状況
2.プラシチックとは
(1)プラスチックの定義
(2)プラスチックの分類
(3)材料としてのプラスチック
(4)プラスチックの一般的性質
Ⅱ.プラスチックの種類
1.分類
2.使用例
(1)日常品 (2)自動車部品
3.各種プラスチック(25種のプラスチックについて解説)
Ⅲ.プラスチックの性質
1.物理的性質
(1)比重 (2)吸水率 (3)透明性 (4)寸法的特性 (5)寸法誤差の発生の要因
2.機械的性質
(1)外力の種類 (2)外力に対して材料が示す基本的な性質
3.物性から見た機械的性質
(1)引張強さ (2)ヤング率E (3)衝撃特性 (4)硬さ
4.熱的性質
(1)プラスチックの状態変化 (2)熱変形温度 (3)耐熱温度 (4)熱膨張率
(5)熱伝導率 (6)比熱
5.化学的性質
(1)耐水性 (2)耐酸・耐アルカリ性 (3)耐有機薬品性
(4)プラスチック材料の環境応力割れ (5)耐候性
6.プラスチックの耐久性
(1)疲れの種類 (2)疲労強度
7.クリープ特性と応力緩和
(1)クリープ (2)応力緩和
8.摩擦・磨耗特性
(1)摩擦の理論 (2)PV値
9.機械的性質の異方性
10.ウェルド強度
(1)強度への影響 (2)ウェルド対策
11.電気的性質
(1)体積抵抗率・体積抵抗・体積固有抵抗 (2)表面抵抗率 (3)絶縁破壊強度
(4)耐電圧 (5)誘電率・誘電正接 (6)耐アーク性 (7)耐トラッキング (8)耐コロナ性
12.燃焼性
Ⅳ.成形加工の概要
1.成形加工の原理
2.代表的なプラスチック加工法
3.再生材の物性
Ⅴ.品質留意点と不具合事例
1.設計上の留意点
2.品質不具合防止の具体的な留意点
3.不具合事例
捕捉)自動車殿堂システムの主要構成部品
資料 -用語解説